ガンといえば「戦う」というイメージがありますね。
だから抗癌剤を最後までがんばって受け続けるのだと
思います。
ガンという病気がどういうものかと概念を
お話すると
「ガンは慢性炎症疾患で管理していく病気」
です。
慢性炎症とは、なにもしていなくくても
タンパク質が消耗されるという病態で
通常よりタンパク質が必要な状態です。
極端にいうと、リウマチやアトピー、糖尿病も
慢性炎症疾患です。
ガンもほかの慢性炎症疾患のように管理していく病気です。
ガン自体には何もしなくてもいいときと、増悪するときの
サイクルがあります。急性増悪を早くにとらえて
急性増悪の火事をはやく消すといった治療が
大切です。
だからこそ、抗ガン剤が必要なときなのか
不要なときなのかをよく考えることが大切になってきます。
抗ガン剤や放射線治療を予定どおりこなすこと以上に
時期に見極めるうえで、どの疾患よりも
管理が重要です。
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